『The Elder Scrolls VI』が2018年のE3で初お披露目されてからちょうど8年。長らく沈黙が続いていた本作について、Xbox最高コンテンツ責任者(CCO)のMatt Booty氏が珍しく進捗コメントを残しました。結論を先に言えば、発売時期は依然として公式に示されていないものの、Wccftechは2026年内の発売はなく、最短でも2027年になるとの見通しを伝えています。Bethesda社内での開発状況については、Booty氏が「amazing(素晴らしい)」と評価しています。
読者にとっての含意——「いつ遊べるのか」
最も多くの読者が気になるのは発売時期でしょう。Wccftechは、『The Elder Scrolls VI』が2026年に発売されることはまずないと明言しています。可能性として残るのは2027年ですが、『Starfield』が2023年9月にリリースされたばかりであることを踏まえると、それでも「やや意外なペース」になるとの見方です。
加えて、Todd Howard氏は「発売が近づくまでゲームについて話したくない」という姿勢を強めており、正式発表=発売が間近、というシグナルになる可能性が高い点も押さえておきたいところです。つまり現段階のBooty氏のコメントは、「もうすぐ遊べる」という意味の前触れではなく、あくまで社内進捗の現況報告という位置づけになります。
Matt Booty氏が語った進捗
Booty氏はVariety誌に対し、Bethesdaを訪れTodd Howard氏とともに『The Elder Scrolls VI』のプレイ映像を確認したと明かしました。本人の言葉として、ゲームは「amazing」に見えており、開発も順調に進んでいるとのことです。
「Bethesdaを訪問し、Toddと一緒に『Elder Scrolls』が動いているのを見たが、素晴らしい仕上がりで、順調に進んでいる。適切なタイミングできちんと発表し、お披露目するつもりだ」
Booty氏は、開発中の魅力を早く世に伝えたい気持ちと、「最良の状態で見せたい」「公開時には『もうすぐ遊べる』という約束込みでなければならない」という考えのバランスが難しい、とも語っています。
なぜ今、Xbox側が口を開いたのか
Bethesdaを率いるTodd Howard氏は、理想的にはタイトルを見せた瞬間に「今すぐ遊べる」と告げる形が望ましいとし、実際にそれを実現したのが『The Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered』でした。
一方で、2021年にBethesdaを買収したMicrosoft傘下のXboxには独自のマーケティング計画があり、Howard氏の方針とは必ずしも一致しません。今回Booty氏が口を開いた背景には、こうしたパブリッシャー側の事情もあると読めます。
なお2018年のE3で『The Elder Scrolls VI』と『Starfield』のティーザーが公開されたのは、『Fallout 76』のリリースを控えるなか「シングルプレイヤー作品を捨てたわけではない」とファンに伝えるためのメッセージでもありました。
Creation Engine 3と「まだしばらくかかる」発言
数ヶ月前にはHoward氏本人が「まだしばらくかかる(a while yet)」と発言しており、新作ではCreation Engine 3で技術面をさらに押し上げる方針で、その進捗にも手応えを感じているとされています。
現時点では「Bethesda社内では順調に進んでいる」という以上の確度の高い情報はありません。発売日が公式に示されるまでは、続報を慎重に待つのが妥当な距離感です。
Q&A
Q. 『The Elder Scrolls VI』はいつ発売されますか? 正式な発売日は公表されていません。Wccftechは2026年内の発売はないとしており、2027年の可能性はあるものの、『Starfield』が2023年9月に発売されたばかりであるためやや意外なペースになると指摘しています。
Q. 2018年のお披露目以降、なぜ続報がほとんど出てこなかったのですか? Todd Howard氏が、発売が近づくまでゲームについて話したくないという姿勢を近年強めているためです。理想的にはタイトルを見せた瞬間に「今すぐ遊べる」と告げる形が望ましいとされ、『The Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered』ではそれが実際に行われました。また新作ではCreation Engine 3を採用して技術面をさらに押し上げる方針とされており、開発期間が長期化している一因と読めます。