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無料のWindows 11クリーナー「FluentCleaner」登場——CCleaner全盛期に着想、コミュニティ駆動で動作

GadgetDrop 編集部4
無料のWindows 11クリーナー「FluentCleaner」登場——CCleaner全盛期に着想、コミュニティ駆動で動作

Windows 11向けの無料システムクリーナー「FluentCleaner」が登場しました。人気のデブロートツール「Flyoobe」の開発者が手がけた本アプリは、コミュニティ駆動の設定ファイルを活用してPCのストレージ回収とメンテナンスを支援するものです。ただし、魔法のような高速化ツールではないと開発者自身が明言しており、使い方には注意が必要です。

CCleaner全盛期に着想——Flyoobe開発者の新作

FluentCleaner は、Windows 11向けデブロートツール「Flyoobe」で知られる開発者が制作したアプリです。Neowingによると、開発者はかつてのCCleaner(まだ実用的だった頃)にインスパイアされてこのプロジェクトを立ち上げたと述べています。

UIにはMicrosoftの最新デザイン言語を採用したWinUI 3フレームワークが使われており、Windows 11のデザインに自然に溶け込むモダンな外観が特徴です。

動作の仕組み——winapp2.iniで柔軟なクリーニングを実現

クリーニングの核となるのは「winapp2.ini」というコミュニティ駆動の設定ファイルです。このファイルがアプリに対して、一時ファイル・ブラウザキャッシュ・アプリの残留データ・ログ・メモリダンプなどの場所を指示します。

起動すると、アプリカテゴリの一覧が表示され、スキャン後に何を削除するか・どれだけの容量を回収できるかを確認してから実行できます。開発者が想定している主な活用シーンは以下の5つです。

  1. ディスク容量の回収 — 数ヶ月かけて静かに消費されたストレージを取り戻す
  2. アプリ不具合のトラブルシューティング — 破損したキャッシュが原因の問題を解消する
  3. バックアップサイズの縮小 — バックアップデータを軽量化する
  4. プライバシー保護 — ブラウザデータ・最近開いたファイル一覧・アンインストール済みアプリの痕跡を削除する
  5. Windowsアップデートの円滑化 — 更新プログラムをスムーズに適用できる状態を保つ

Windowsの組み込みツールでも一部の操作は可能ですが、FluentCleaner は削除対象をより細かくコントロールできる点が差別化ポイントとされています。

「FPSが上がる」は期待しないで——使用上の注意点

開発者は明確に「FluentCleaner は魔法のツールではなく、大きなFPS向上やパフォーマンスアップを約束するものではない」と述べています。あくまでメンテナンスユーティリティであり、特にストレージが逼迫しがちなローエンドPCでの空き容量確保に役立つ可能性があるとしています。

ワンクリックで完結するツールでもなく、何を削除するかをある程度理解した上で使う必要があります。不用意にすべてを削除すると意図しないデータ損失につながるリスクがあるため、Neowingは重要なデータのバックアップを取ってから使用することを推奨しています。

追加機能として、インストール後のクリーニング・デブロート・BIOS/UEFIキーヘルパー(BIOS起動に必要なキーを調べる機能)などの拡張機能も用意されています。

アプリはGitHubリポジトリから無料で入手できます。慎重に試したい方は、まず削除対象をスキャンして確認するだけにとどめ、内容を把握してから実際のクリーニングに進むのが安全です。


Q&A

Q. FluentCleaner はどこから入手できますか? GitHubリポジトリから無料でダウンロードできます。公式ストアではなくGitHub経由での配布となっています。

Q. CCleaner との違いは何ですか? FluentCleaner はコミュニティ駆動のwinapp2.iniを使用しており、オープンな設定ファイルに基づいて動作します。また、WinUI 3を採用したWindows 11ネイティブのUIを持つ点も異なります。開発者はかつてのCCleaner(実用的だった頃)に着想を得たと述べており、現在のCCleaner の代替として位置づけているとも読めます。

Q. 使用時に注意すべきことはありますか? ワンクリックで全削除するのではなく、スキャン結果を確認してから削除対象を選ぶことが重要です。使用前に重要なデータのバックアップを取ることと、よく理解していない項目には手を触れないことが推奨されています。

出典

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GadgetDrop 編集部

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