Windows 11のSnipping Toolに新たなライバルが登場しました。スクリーン録画と動画編集を一体化したアプリ「N-Studio」がMicrosoft Storeで公開され、無料のStarterプランから試せるようになっています。開発者のNicke Manarin氏がX(旧Twitter)でリリースを告知しました。
無料版(Starter)でもここまでできる——主な機能一覧
N-StudioのStarterプランは無料で、ウォーターマークなし・広告なしで利用できます。Windows Centralのレビュー記事によると、無料版で使える主な機能は以下の通りです。
- 画面キャプチャ: 画面全体・特定ウィンドウ・任意エリアを選択可能
- フレームレート設定: 1〜60fpsの通常キャプチャ、またはボタン・ショートカットによる手動キャプチャ
- マウス・キーボードの記録: カーソル・クリック・キー入力の表示に対応
- 音声収録: マイク入力・システム音声の両方に対応
- 基本編集: トリム・クロップ・リサイズ・レイヤー表示切り替え
- 豊富なエクスポート形式: 動画(MP4・MKV・MOV・WEBM)、GIF・APNG・WEBP、音声(MP3・WAV・FLAC・ALAC・OGG)、画像(JPG・PNG・BMP・AIF・HEIC)など
カーソルの表示・非表示やシステム音声のオン・オフ、録画フレームの表示・非表示といった機能が有料プランの壁の後ろに置かれていない点について、レビュアーのSean Endicott氏は「良いことだ」と評価しています。
有料版(Professional)は$36の買い切り——追加される機能は?
Professionalプランは**$36の買い切りまたは月額$3のサブスクリプション**で利用できます。マイナーバージョン(v1.X)のアップグレードは無料で提供されます。
Starterの全機能に加えて、以下が追加されます。
- タイムラプス撮影: 1〜60フレーム/分の通常タイムラプス、1〜60フレーム/時の長時間タイムラプス
- アニメーションのフレームレート変更・再生速度変更
- タイムライン付きフルエディタ: 録画・メディア・テキスト・画像・図形・手書きなど複数レイヤーの挿入に対応
- エフェクト追加: 明るさ調整・ピクセレーション・進捗インジケーターなど
- セグメント分割・リサイズ・クロップ・トリム
$36を払う価値はあるか——レビュアーの見解
Sean Endicott氏は、無料版のN-Studioについて「使いやすく、インターフェースがすっきりしており、幅広いフォーマットへのエクスポートに対応している」として、推奨しやすいと評価しています。
有料版については、同氏は「N-Studioが気に入っている」「すべてのツールがきれいにまとまっている点を評価している」としつつ、「アプリ間を行き来せずにワークフローを完結できる点に価値を感じるなら払う意味がある」と述べています。一方で、「サブスクリプション疲れが現実にある中で、買い切りコストも積み重なる」として、予算感次第であることも正直に認めています。
Windows 11には標準のスクリーンレコーダーとClipchampが搭載されていますが、N-Studioはこれらを一つのアプリで完結させられる点が差別化ポイントとして挙げられています。Endicott氏は「まず無料版を試して、グレーアウトされた機能を使いたいと感じるかどうかで判断するのが良い」と提案しています。
Q&A
Q. N-Studioの無料版(Starter)にウォーターマークや広告はありますか? ありません。Starterプランはウォーターマークなし・広告なし・利用制限なしで使えます。エクスポート形式も動画・音声・画像と幅広く対応しています。
Q. 有料版(Professional)はサブスクリプションのみですか? いいえ。$36の買い切り購入と、月額$3のサブスクリプションの2種類から選べます。買い切り版にはマイナーバージョン(v1.X)の無料アップグレードが含まれます。