Geminiが数百件のファイルを自動整理し、会議のフォローアップメールまで下書きする——macOS版に「PC丸ごと操作」機能が迫っているかもしれません。GoogleがGeminiのmacOS版に、PCを直接操作するエージェント機能を追加する計画を持っている可能性が浮上しました。9to5GoogleのAPK Insightチームがアプリの未公開コードを解析した情報として報じており、現時点でGoogleによる公式発表はありません。APK解析による情報であり、最終製品の仕様は変わる可能性があります。リリースされない可能性もある点にご注意ください。
APK解析で見つかった4つのプロンプト例
9to5Googleがアプリの未公開コードを解析した情報によると、GeminiのmacOS向けエージェント機能には以下の4つのサンプルプロンプトが確認されています。
- ファイルをスプレッドシートに変換する — 請求書やレポートなどのローカルフォルダをスキャンし、データを抽出してGoogle Sheetに整理する
- フォルダを整理する — デスクトップやダウンロードフォルダ内の散在したファイルを種類やコンテキストでグループ化し、不要なものをアーカイブする
- ファイルを標準化する — ファイルのメタデータを読み取り、数百件の混乱したファイルを整理されたサブフォルダに一括リネームする
- 直近の会議のフォローアップを行う — Google Meetのトランスクリプトや最新のメモDocを取得し、ハイライトとアクションアイテムをまとめたフォローアップメールの下書きを作成する
最初の3つはMac上のローカルファイルを操作してGoogle Workspaceアプリに取り込む作業に特化しており、4つ目はGoogle Meet・Docs・Gmailといったクラウドサービスとの連携に焦点を当てています。
仕組みはスクリーンアクセスとアクセシビリティ機能
9to5Googleによると、これらのエージェント機能はmacOSの「スクリーンアクセス」と「アクセシビリティ」機能を活用し、GeminiがユーザーのPC画面を認識してマウスやキーボードを制御する仕組みになる可能性があるとのことです。
現在のmacOS向けGeminiアプリは、ネイティブのチャットインターフェースと、どこからでもGeminiを呼び出せる「alt-space」ショートカットという2つの主要機能で構成されています。後者は現在のウィンドウをGeminiと共有してAIに視覚的なコンテキストを与えられる点が特徴ですが、今回の解析が示す機能はそれをはるかに超えた「PC操作の自動化」に踏み込むものです。
Claude Coworkへの対抗——Androidより先行する可能性も
9to5Googleは、この動きを「Claude Cowork」への対抗と位置づけています。Claude Coworkはすでにコンピューターを直接操作して特定のタスクを実行する機能を提供しており、GeminiのmacOS向けエージェントはそれに追いつく形になると9to5Googleは報じています。
注目すべき点は、Androidとの機能差です。現時点でAndroidデバイスでGeminiがアプリ内タスクを自動化できるのは、Galaxy S26シリーズなど一部の限られた端末のみで、食事の注文といったシンプルな操作にとどまっています。9to5Googleは、macOS版のGeminiエージェントはAndroidで提供されているものよりも広範な機能を持つ可能性があると報じており、GeminiのmacOS版が本格的なClaude Cowork対抗プラットフォームとして位置づけられようとしているとみています。
Googleはこうしたエージェント的な作業を昨年(2025年)の「Gemini 2.5 Computer Use preview」以来実験してきており、9to5Googleはこの取り組みが「正直なところ、とっくに取り組まれているべきだった」と評しています。また、Google Workspaceを業務で活用している組織のユーザーにとっても歓迎すべきニュースになり得ると報じています。
現時点では公式発表がなく、APK解析による未公開情報であるため、機能の詳細や提供時期・対象ユーザーは不明です。続報を待ちながら動向を注視するのが妥当な判断です。
Q&A
Q. この機能はいつから使えますか? 現時点では提供時期は不明です。今回の情報はAPK解析(アプリの未公開コードの解析)によるもので、Googleによる公式発表はまだありません。リリースされない可能性もあります。詳細は出典元を参照してください。
Q. Claude CoworkとGeminiのmacOSエージェントは何が違いますか? Claude Coworkはすでにコンピューターを直接操作して特定のタスクを実行する機能を提供しています。GeminiのmacOS向けエージェントはまだ開発段階とみられますが、Google Workspace(Meet・Docs・Gmail・Sheetsなど)との連携を強みとする方向性が、APK解析から読み取れます。ただし正式な機能比較は公式発表後に改めて確認が必要です。詳細は出典元を参照してください。
Q. Androidでも同じ機能が使えますか? 現時点では、Androidでのエージェント機能はGalaxy S26シリーズなど一部の限られた端末のみで、食事の注文といったシンプルなタスクにとどまっています。今回報じられたmacOS向けの機能がAndroidに展開されるかどうかは確認されていません。詳細は出典元を参照してください。