GadgetDrop
AI注目

OpenAI共同創業者ブロックマン氏が証言台へ——マスク対アルトマン裁判で日記が「最強の証拠」に

GadgetDrop 編集部3
OpenAI共同創業者ブロックマン氏が証言台へ——マスク対アルトマン裁判で日記が「最強の証拠」に

2017年からパソコンに保存されていた日記ファイルが、数十億ドル規模の裁判の「最強の証拠」になりました。イーロン・マスク氏とサム・アルトマン氏によるOpenAIの将来をめぐる法廷闘争で、OpenAI共同創業者のグレッグ・ブロックマン氏が証言台に立ちました。The Vergeが2026年5月4日に報じています。

OpenAIの初期を知る証人が法廷へ——裁判の背景

まず、この裁判の文脈を整理します。この裁判は、OpenAIの将来をめぐるイーロン・マスク氏とサム・アルトマン氏の対立が法廷に持ち込まれたものです。The Vergeは同裁判のライブアップデートを継続的に配信しており、2026年5月4日時点では陪審員が退廷し、OpenAIの初期の日々についての審理が行われていたと報じています。また、マスク氏への初期の懸念がイリヤ・スツケバー氏から出ていたことも審理で取り上げられたとのことです。

そうした文脈のなかで、共同創業者であるブロックマン氏が証言台に立つことは、マスク側にとって重要な局面でした。

パソコンの日記が「最強の証拠」に

The Vergeは、マスク氏の訴訟においてここまでで最も強力な証拠は、ブロックマン氏自身の証言ではなく、同氏のパソコンに保存されていた一連のテキストファイル形式の日記だと報じています。

これらの日記は少なくとも2017年頃以降のものとされており、The Vergeによるとブロックマン氏の「強欲さと日和見主義」を明確に示す内容だったとされています。日記の具体的な記述内容については、The Vergeの記事が有料購読壁の後ろに続いており、詳細は確認できません。

「反対尋問が先」という異例の順序で証言台へ

The Vergeによると、ブロックマン氏の証言は通常とは逆の順序で行われました。通常は主尋問(自分側の弁護士による質問)が先ですが、今回は反対尋問(マスク側の弁護士による質問)が先に行われ、その後に主尋問という異例の流れになったとのことです。

証言台でのブロックマン氏の態度について、The Vergeは「高校の討論部のようなエネルギー」と表現しています。マスク側の弁護士スティーブン・モロ氏が証拠を読み上げる際、「a」や「the」といった冠詞を飛ばしただけでもブロックマン氏が細かく訂正したと報じられています。また、マイクロソフトによる100億ドルの投資が「OpenAI最大の財務的出来事か」と問われると、「100億ドルの投資はそれだけだ」と答えたとのことです。

Q&A

Q. グレッグ・ブロックマン氏とはどんな人物ですか? OpenAIの共同創業者のひとりです。今回の裁判では証言台に立ち、マスク側の弁護士による反対尋問を先に受けるという異例の手順で証言しました。

Q. ブロックマン氏の日記はなぜ注目されているのですか? The Vergeによると、少なくとも2017年頃以降に書かれたとされるテキストファイル形式の日記が、ブロックマン氏の「強欲さと日和見主義」を明確に示す内容だったとされており、マスク氏の訴訟においてここまでで最も強力な証拠だと報じられているためです。

出典

ポストLINEで送るはてブ
GD

GadgetDrop 編集部

スマホ・PC・AI・XRなど幅広いテクノロジーを、スペックの行間まで読む視点で解説します。速報から深掘り分析まで、テック選びと業界理解に役立つ情報をお届けしています。