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$97の7インチから$288の13インチ+スタイラス同梱まで——WalmartがAndroid 16タブレット6機種を一斉投入

GadgetDrop 編集部8
$97の7インチから$288の13インチ+スタイラス同梱まで——WalmartがAndroid 16タブレット6機種を一斉投入

Walmartの自社ブランド「Onn」が、Android 16をプリインストールしたタブレット6機種を一斉投入しました。最安は7インチで$97(約1万5千円)、最上位の13インチProは$288(約4万5千円)でスタイラスとフォリオケース同梱という構成です。9to5Googleはこのラインナップについて、紙のスペック上は驚くほど良く見える(surprisingly good)と評しています。販売はオンライン・実店舗ともに米国市場向けで開始済みで、日本での販売は公表されていませんが、Android 16搭載タブレットの価格相場のベンチマークとして見ておく価値があります。

$97で7インチ・$288で13インチ+スタイラス——6機種の価格表

今回投入された6機種はすべてAndroid 16をプリインストールしており、用途とサイズで明確に住み分けされています。

モデル画面サイズ価格
Onn 13 Pro Tablet13インチ$288(約4万5千円)
Onn 11 Core Tablet11インチ$167(約2万6千円)
Onn 8.1 Core Tablet8.1インチ$138(約2万2千円)
Onn 7 Core Tablet7インチ$97(約1万5千円)
Onn 11 Kids Tablet11インチ$136(約2万1千円)
Onn 8 Kids Tablet8インチ$118(約1万8千円)

子供向け2機種は厚手の「Bumper Case」で覆われており、キックスタンド機能、子供向けにカスタマイズされたソフトウェア体験、ABC Mouseの45日間無料サブスクリプションが付属します。

なお、以下で示すスペック・評価はいずれも9to5Googleの報道およびWalmart商品ページの情報に基づきます。本文では繰り返しの帰属表現を避けるため、断定調で記述します。

フラッグシップ「Onn 13 Pro」——$288でスタイラス+フォリオ同梱

最上位の Onn 13 Pro Tablet は13インチ・2400×1600のIPS液晶を搭載し、MediaTek製2.6GHzプロセッサで駆動します。ただし具体的なチップ型番は非公開で、候補は複数あり得ます。

メモリは8GB、ストレージは256GB、フロントカメラは8MP、リアカメラは13MPという構成です。ディスプレイはスタイラス対応で、スタイラスとフォリオケースが箱に同梱されている点は$288というプライスを考えると珍しい組み合わせです。さらに早期レビューではIP54の防塵防水、「Extended Display Mode」、顔認証にも触れられています。

中位「Core」3機種——スタイラス記載なし、最安は$97の7インチ

Onn 11 Core Tablet は1840×1280のIPS液晶、MediaTek MT8781N(Helio G99)、6GB RAM、128GB ストレージにmicroSD対応という構成で、カラーはSilver・Navy・Mocha・Pinkの4色展開です。バッテリー駆動時間についてWalmartは15時間(参照箇所によっては17時間)とアピールしており、表記揺れがある点に留意が必要です。Apple Pencilに似たスタイラスを使う画像も掲載されている一方、リスティングにはスタイラス対応の記載は確認できません。

Onn 8.1 Core Tablet は1524×1000のIPS液晶、Snapdragon 685、6GB RAM、64GB ストレージ(microSD対応)、カメラは2MP/5MPと11インチ版と同等で、スタイラス対応の言及はやはりありません。8インチ前後の選択肢自体が少ない市場で、この価格帯で選べる意義は大きいと評されています。

最安の Onn 7 Core Tablet は1024×600の7インチLCDという控えめなディスプレイに、Helio G80・4GB RAM・64GB ストレージという構成です。前後2MPカメラとアルミ筐体を採用しており、アルミ筐体については他モデルでは明言されていないものの、シリーズ全体で共通している可能性があるとされています。

子供向け2機種とこの価格帯の意味

子供向けの Onn 11 Kids Tablet は1840×1280のIPS液晶、MediaTek G88、4GB RAM、64GB ストレージで、スタイラス対応も備えます。Onn 8 Kids Tablet は8インチ・1524×1000のディスプレイ、4GB RAM、64GB ストレージで、チップは型番非公開のMediaTek製です。両機種ともブルー・パープル・オレンジ・ピンクの4色展開です。

$97から始まるAndroidタブレットとして、ラインナップ全体で押さえるべきはサイズ展開の幅広さです。特に8.1インチクラスについては、選択肢自体が少ない市場で、この価格帯で選べるモデルはさらに限られると評価されています。なお本シリーズは現時点ではWalmart経由での米国市場向け展開であり、日本での販売状況は公表されていません。日本のユーザーにとっては、Android 16搭載タブレットがこの価格帯で揃いつつあるという「相場感」を把握する材料として価値があります。

購入を検討するなら、スタイラスとフォリオまで同梱される13 Proを「ライトな作業用2台目」として割り切れるか、もしくは7インチ$97の手軽さに価値を見いだせるか、という用途切り分けがポイントになります。MediaTek系チップで2.6GHzの型番が非公開という点は、性能を細かく見極めたいユーザーにとっては実機レビューを待つ価値があります。

前世代との比較とAmazon Fire HD 8という競合の存在

2026年版Onnを評価するうえで欠かせないのが、前世代との差分と、同価格帯で長年市場を握ってきたAmazon Fire HD 8との比較です。前世代Onnは3GB RAM・32GBストレージ・60Hzパネルという構成で、2026年版は全実用スペックで大幅に向上しています。一方、$138の8.1インチCoreが対峙する競合として、以下の懸念点も指摘されています。

  • Amazon Fire HD 8は4GB RAM・64GBストレージで$129、Widevine L1認証によりHD動画再生に制限がありません
  • AmazonはFire HD 8のセキュリティ更新を2029年まで公的に保証しています
  • WalmartはOnn向けのアップデート方針やセキュリティパッチ保証期間を公表していません
  • セルラー接続には非対応で、Wi-Fi接続のみという仕様です

なお、8.1インチCoreはWalmart.com直販で送料無料・30日返品が付帯します。長期使用やストリーミングを重視する層にとっては、表面的な価格差以上に検討すべき要素が残されている状況です。

Android 16のタブレット向け機能と13 Proの追加スペック

13 Proについては、本記事公開後に複数媒体から追加スペックが報じられています。同梱されるスタイラスはUSI 2.0 Active規格で、この価格帯では珍しい組み合わせです。ディスプレイは120Hzリフレッシュレートに対応し、4スピーカー構成も採用されています。プロセッサはMediaTek MT8775と8GB RAMの組み合わせと伝えられています。廉価モデルの8.1 Coreについても、追加報道で最大90Hzリフレッシュレートと約350ニットの輝度が確認されており、商品ページの基本仕様には現れないパネル性能が明らかになっています。

OSレベルでの大画面対応

Android 16はChromeOSやSamsung DeXに類似したタブレット向けデスクトップモードを導入していますが、これは初期リリースには含まれず、2025年9月のPixel Tabletアップデートで実装されました。加えてMaterial 3 Expressiveと呼ばれるデザイン刷新や、Linux Terminal機能の拡張も含まれています。Onn 13 Proが訴求する「Extended Display Mode」は、こうしたOS側の大画面対応強化と組み合わさることで価値が増す機能です。

Q&A

Q. 6機種のなかでどれを選ぶべきですか? 用途で切り分けるのが現実的です。スタイラスやフォリオケース込みで作業性を重視するなら Onn 13 Pro Tablet($288/約4万5千円)が装備面で手厚く、画面サイズと携帯性のバランスを取りたいなら Onn 11 Core Tablet($167/約2万6千円)、とにかく価格を抑えてサブ機として持ちたいなら Onn 7 Core Tablet($97/約1万5千円)が候補になります。8インチ前後のコンパクト機を探すなら、選択肢が少ない市場で Onn 8.1 Core Tablet($138/約2万2千円)が貴重な選択肢として挙げられます。

Q. 日本から購入できますか? 本ラインナップはWalmartのオンライン・店舗で販売されており、米国市場向けの展開です。日本での販売・対応状況は現時点では公表されていません。

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