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Windows 11のエクスプローラー右クリックに「更新」が復活へ——実験ビルド26300.8376で確認

GadgetDrop 編集部6
Windows 11のエクスプローラー右クリックに「更新」が復活へ——実験ビルド26300.8376で確認

Windows 11のエクスプローラー右クリックメニューに、長年の不満点に対する変化の兆しが見えてきました。実験ビルド26300.8376で、エクスプローラーの右クリックに「更新(Refresh)」が再追加されていることが確認され、加えて「印刷」が「その他のオプションを表示」配下から主メニューへ昇格していることも判明したとXDAが報じています。

エクスプローラーの右クリックに「更新」が戻ってくる

Windows 11ではWindows 10からの移行時に、右クリックメニューの項目が整理され、一部の機能は「その他のオプションを表示」配下に押し込まれたり、レガシー右クリックメニューを開かない限り表示されなかったりする状態が続いていました。中でもエクスプローラー内での「更新」操作は、デスクトップ上では利用できるものの、エクスプローラーのウィンドウ内では右クリックから直接呼び出せない仕様で、Windows 11のリリース以降、デスクトップ専用ツールとなっていました。

今回、実験ビルド(Experimental build 26300.8376)に隠された設定として、エクスプローラーの右クリックメニューに「更新」が再び追加されていることが判明しました。ファイルが表示されていないように見えるとき("missing"に見えるとき)にビューを再読み込みする、あの定番操作です。Windows 11のリリース以降、エクスプローラー内では使えなかった機能だけに、復活を歓迎するユーザーは多そうです。

発見者と現時点のステータス

この発見は、X上で未公開機能の掘り起こしを継続的に行っているPhantomOfEarth氏によるものです。同氏はプレビュービルドを精査し、追加されたものの一般ユーザーには非表示となっている機能を見つけ出すことで知られています。

項目内容
確認ビルドExperimental build 26300.8376
状態隠し設定として実装(既定では非表示)
公開時期将来のリリースで提供予定(時期未定)
発見者PhantomOfEarth氏(X)

現状はあくまで実験ビルド上の隠し機能であり、XDAは「リリースに到達するまで少し時間がかかる」と伝えています。導入時期は明言されておらず、最終仕様で形が変わる可能性も残ります。

「印刷」も主メニューへ昇格

同じ調査の中で、右クリックメニューの「印刷(Print)」が「その他のオプションを表示」から主メニューへ移動していることも確認されています。これまで印刷するには、右クリック→「その他のオプションを表示」→「印刷」と2段階を踏む必要がありましたが、変更後は右クリックから直接「印刷」を選べるようになり、クリック数が1回分減ります。

書類を頻繁に印刷するワークフローでは手数を大幅に削減できます。Windows 11の右クリックメニューに対する長年の不満を、Microsoftが少しずつ拾い上げている兆候と読めます。

正式公開はいつ?

現時点ではExperimental build上の非表示機能のため、一般ユーザーが手元で試せる段階ではありません。XDAも「リリースに到達するまで少し時間がかかる」と伝えており、将来のWindows 11アップデートで一般展開される流れになる見込みです。仕様変更や提供取りやめの可能性もあるため、現時点では「正式公開を待つのが妥当」と判断するのが無難です。

同ビルドに含まれるその他の改善——ファイルサイズ表示やタッチパッド操作

「更新」「印刷」の右クリック復活と同じExperimental build 26300.8376には、エクスプローラー周りの細かな改善も同時に盛り込まれています。

Detailsビューのファイルサイズが読みやすく

Microsoftはエクスプローラーの「詳細表示(Details view)」におけるファイルサイズ表示の可読性も改善しており、これまでは小さなファイルも大容量のファイルも、詳細表示ではすべてKB単位で表記されていました。例えば8GBのISOファイルは「8,388,608KB」のように桁数の多い数値で表示されていました。今回の変更で、ファイルサイズに応じてMBやGBへ自動的に整形される見込みです。

操作性とジェスチャーの強化

コンテキストメニューを含むエクスプローラーのフライアウトでは、キーボードショートカットとナビゲーションがよりスムーズに処理されるよう変更されています。加えて同ビルドには新しいタッチパッドジェスチャーも導入されています。これら一連の変更は、数週間以内に一般ユーザーへの展開が始まる見通しと伝えられています。

2026年の大規模リワーク——右クリックメニュー全体の整理と高速化

今回の「更新」復活は、Microsoftが2026年に進めるエクスプローラー刷新の一部です。

Microsoftは2026年3月20日に、Windows 11を2026年を通じて改善する大規模な計画を発表しました。エクスプローラーに関しては、検索・ナビゲーション・コンテキストメニューでの大幅なレイテンシ低減、大容量ファイルのコピーや移動の高速化と信頼性向上が掲げられています。

UI面の整理も並行して進んでいます。

  • Insider Preview Build 26220.7271でコンテキストメニューがコンパクト化され、従来は縦方向で画面の約75%を占めていたものが約50%まで縮小されました
  • 「Compress to ZIP」「Copy as Path」「Set as Desktop Background」「Rotate Right/Left」などが「Manage file」と呼ばれる入れ子メニューに集約されています
  • 「Manage file」という名称は確定ではなく、今後のInsiderアップデートで変更される可能性があります

「更新」「印刷」の主メニュー昇格も、この大きな整理の流れの一部として位置付けられます。

Q&A

Q. すぐに自分のPCで使えますか? いいえ。Experimental build 26300.8376の隠し機能として確認された段階で、既定では有効になっていません。一般リリースの時期は公表されていません。

Q. デスクトップの「更新」はどうなりますか? これまでもデスクトップ上では右クリックから「更新」が利用可能でした。今回の変更は、エクスプローラーのウィンドウ内の右クリックメニューにも「更新」が戻る、というものです。

Q. 「その他のオプションを表示」自体は廃止されるのですか? 今回の報道では「印刷」が主メニューへ昇格したことのみが言及されており、サブメニュー自体の廃止には触れられていません。今後、主メニューへの昇格が他の項目にも広がっていくのか、サブメニュー自体の扱いが見直されるのかは、続報を待つ必要があります。

出典

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