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WinhancedがXboxアプリより快適と話題——Game Pass・Steam・Epic・GOGを1画面に統合、TDP自動調整も

GadgetDrop 編集部5
WinhancedがXboxアプリより快適と話題——Game Pass・Steam・Epic・GOGを1画面に統合、TDP自動調整も

Xbox・Steam・Epic Games Store・GOGのライブラリを単一アプリに統合し、Xbox Game Passのクラウドゲーミングやリモートプレイ、PlayStation Remote Play、NVIDIA GeForce NOWまで一画面から扱える——有志開発のサードパーティアプリ「Winhanced」が、携帯型ゲーミングPC向けにそんな体験を実現しているとWindows Centralが報じています。同メディアのAdam Hales氏は、早期アクセス段階ながら「すでにMicrosoft純正のXboxアプリよりも快適だ」と評価しており、複数ランチャーを行き来する手間から解放される点を高く評価しています。

Xbox・Steam・Epic・GOGを1画面に——Winhancedの統合範囲

Winhancedは、コントローラー前提のコンソール風UIで複数ランチャーのライブラリを一覧・起動できるアプリです。Xbox Game Passのフル対応に加え、クラウドゲーミングやリモートプレイにも対応しています。

さらに、PlayStation Remote PlayやNVIDIA GeForce NOWの起動オプションまで組み込まれている点が特徴で、Windows Centralはこれだけでも「Xboxアプリの守備範囲を大きく超えている」と評価しています。加えて、Microsoftが推す「Xbox Mode」(旧称Xbox FSE)上でも動作するため、既存のXbox体験を置き換える形で導入できる可能性があります。

統合できる機能を整理すると次の通りです。

  • Xbox / Steam / Epic / GOG のライブラリ統合
  • Xbox Game Pass(クラウドゲーミング・リモートプレイ含む)
  • PlayStation Remote Play
  • NVIDIA GeForce NOW
  • ゲームに応じたTDPの自動調整
  • Xbox Mode上での動作

TDP自動調整とフレンドリスト統合も開発中

Winhancedはランチャーをまとめるだけのアプリではありません。TDP(Thermal Design Power)を自動で調整し、各ゲームでより良いパフォーマンスを引き出す機能を備えているとされています。携帯型ゲーミングPCではバッテリー持ちと性能のバランスが常に問題になるため、こうした「ゲームごとの最適化」が組み込まれているのは実用的な利点と言えそうです。

加えて、Steam・Discord・Xboxにまたがるフレンドリストを統合する機能も現在テスト中です。プラットフォームを横断したフレンド管理は、Xboxアプリにもまだ無いアプローチだとWindows Centralは伝えています。

開発者の一人であるFloop氏は、Winhancedの将来像について次のように語っています。

「1年後、もし望みが叶うなら、オンラインでBazziteやPlayniteと同じ文脈で語られるアプリに——Windowsのコントローラーファースト体験で人々が最初に頼る定番アプリとして、Winhancedの名前が挙がるようになっていてほしい」

ただし早期アクセス版——バグ・有料ティアの存在には注意

ここまで魅力的な機能が並びますが、いくつか注意点もあります。

まず、レビュアーのAdam Hales氏が体験している機能の多くは、Patreon経由の早期アクセスに含まれているものです。誰でも無料で全機能を使えるわけではなく、現時点で利用するには開発チームのPatreonをサポートする形になるとされています。記事自体も「early access experience(早期アクセス段階)」であり、「完璧ではない」と明言しています。

Hales氏が遭遇した不具合として、以下が挙げられています。

  • グラフィックの軽微なグリッチ
  • ゲーム終了時の問題(解決済みと見られる)
  • 一部ダウンロード時の不具合

ただし、開発チームは少人数ながらフィードバックへの反応が早く、報告した不具合が比較的すぐに修正される傾向があるとHales氏は述べています。「兆ドル規模の企業ではなく、空き時間で作っているプロジェクト」という前提も合わせて評価されている点です。

Xboxアプリから乗り換える価値はあるか

Windows CentralのHales氏は、現状のXboxアプリよりもWinhancedの方がすでにコンソール的な体験として優れていると述べ、「開発チームの反応速度を考えると、自分がXboxアプリに戻ることはないだろう」とまで語っています。Xboxアプリは現状、コンソール的な手触りが不足しているというのが同氏の評価です。

携帯型ゲーミングPC(Xbox Ally Xなど)でWindowsをコンソール的に使いたい人、複数のランチャーを起動し直してその都度UIに慣れ直す——という煩わしさを減らしたい人にとっては、試す価値のあるアプリと言えそうです。ただし早期アクセス段階で導入する場合は、Patreonでの支援とバグ報告を前提に付き合うことになります。

Q&A

Q. WinhancedはXboxアプリを完全に置き換えられますか? レビューを書いたAdam Hales氏は「現状のXboxアプリよりすでに優れている」と評価しています。ただし早期アクセス段階で、グラフィックの不具合などが残っている点には注意が必要です。

Q. Patreonの早期アクセスティアの料金はいくらですか? Windows Centralの記事内には具体的な金額の記載はなく、Patreonページの参照が案内されています。正確な料金プランは公式Patreonでの確認が必要です。

Q. どの携帯型ゲーミングPCで動作確認されていますか? Windows CentralのレビューではXbox Ally X上で動作している様子が紹介されています。Windows搭載の携帯型ゲーミングPC全般を想定したアプリですが、対応機種の詳細範囲については出典元を参照してください。

出典

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GadgetDrop 編集部

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