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CPU・GPUリーク注目

現行比50%増・192GBユニファイドメモリ搭載か——AMD「Ryzen AI Max+ PRO 495」がPassMarkに出現

GadgetDrop 編集部5
現行比50%増・192GBユニファイドメモリ搭載か——AMD「Ryzen AI Max+ PRO 495」がPassMarkに出現

現行モデルから50%増となる192GBのユニファイドメモリを搭載した次世代フラッグシップAPU「Ryzen AI Max+ PRO 495」が、PassMarkのベンチマークデータベースに出現しました。Tom's Hardwareがこれを引用するかたちで報じており、AMDはこのチップの存在をまだ公式に確認していません。リーク情報に基づく内容であり、最終製品の仕様は変わる可能性があります。

なぜ今このリークが注目されるのか——PassMark掲載の意味

今回の情報源はPassMarkのベンチマークデータベースへの掲載です。製品が正式発表前にこうしたデータベースに登録されるケースは過去にも多く見られており、スペックの一端を知る手がかりになることがあります。

Tom's Hardwareによると、掲載された情報はRyzen AI Max+ PRO 495が「Gorgon Halo」ラインナップの一部になる可能性を示しており、現行フラッグシップである「Strix Halo」世代のRyzen AI Max+ PRO 395の後継にあたる可能性があると報じられています。なお、PRO版と非PRO版の主な違いはターゲット市場にあり、PRO版は企業・ビジネス向け、標準版は高性能を求める一般コンシューマー向けという位置づけです。

最大の変化は128GB→192GB・現行比50%増のユニファイドメモリ

リーク情報が示す最も注目すべき変更点は、ユニファイドメモリ容量の増加です。現行のRyzen AI Max+ 395が128GBであるのに対し、Ryzen AI Max+ PRO 495では192GBのLPDDR5Xを搭載する可能性があるとされています。これはSK hynixの24GBモジュールを8枚使用する構成とされており、50%の容量増となります。

コア構成については、現行のRyzen AI Max+ 395/Max+ PRO 395と同じ16コア・32スレッドが維持される見込みで、大幅な刷新ではなくリフレッシュに近い位置づけになる可能性があります。

Tom's Hardwareは、メモリ増量はAI処理・機械学習・コンテンツ制作といった大規模データセットを扱う用途で恩恵が大きいと報じています。一方で、現在のメモリ価格高騰(いわゆる「RAMpocalypse」)の状況下でAMDがメモリ増量に踏み切るのは意外だとも伝えています。

現行モデルとの比較

以下はリーク情報および現行モデルのスペックをまとめたものです。

項目Ryzen AI Max+ PRO 495(リーク)Ryzen AI Max+ 395(現行)
CPU Mark57,525点55,163点
シングルスレッド4,293点4,161点
ユニファイドメモリ192GB LPDDR5X128GB
CPU構成16コア・32スレッド(見込み)16コア・32スレッド
統合GPURadeon 8065S(見込み)Radeon 8060S

ただし、Tom's HardwareはPassMarkのベンチマーク結果は実際の使用環境における性能を必ずしも正確に反映するものではないと注意を促しており、特にマルチスレッド4.1%・シングルスレッド3.1%という差異については、測定のばらつき(run-to-run variability)によるものである可能性も否定できないと報じています。

統合GPUも「Radeon 8065S」に刷新か

統合GPU(iGPU)についても変更が示唆されており、現行の「Radeon 8060S」に代わり「Radeon 8065S」が搭載される可能性があるとされています。Tom's Hardwareによると、Radeon 8065SはRadeon 8060Sよりもクロックが若干高い版になると見られていると報じています。なお、現行のRadeon 8060SはNvidia RTX 4060ラップトップ版と同等、あるいは場合によってはそれを上回る性能を持つ強力なiGPUとして知られています。

「Gorgon Point」と同様のインクリメンタル戦略か

Tom's Hardwareは、今回のリーク情報が示すアプローチは、AMDが「Strix Point」世代のRyzen AI 300シリーズに対して「Gorgon Point」世代のRyzen AI 400シリーズを投入した際の戦略——大幅な刷新ではなく段階的な改善——と類似している可能性があると報じています。

改めて強調しておくと、AMDはRyzen AI Max+ PRO 495の存在をまだ公式に確認しておらず、今回の情報はPassMarkへの掲載というかたちで流出した非公式のリーク情報です。最終製品の仕様は変わる可能性があります。

192GBというメモリ容量の増加と、インクリメンタルな性能向上というリーク情報の全体像からは、「Gorgon Halo」世代が大規模な刷新よりも実用的な拡張を優先した製品になる可能性を読み取ることができます。


Q&A

Q. Ryzen AI Max+ PRO 495はいつ発売されますか? AMDはこのチップの存在自体をまだ確認していません。発売時期についての公式情報は現時点では存在せず、今回のリーク情報にも具体的な日程は含まれていません。

Q. 192GBのユニファイドメモリは何に役立ちますか? AI処理・機械学習・コンテンツ制作など、大規模なデータセットを扱う用途で特に効果が期待されます。ただし、これはリーク情報に基づく仕様であり、最終製品での確認はとれていません。

Q. PassMarkのスコアはどこまで信頼できますか? Tom's Hardwareは、PassMarkのベンチマーク結果は実際の使用環境における性能を必ずしも正確に反映するものではないと注意を促しており、測定のばらつき(run-to-run variability)による誤差も考慮する必要があると報じています。


出典

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